色々疲れが取れた「高尾山」

平日に休みを取ったら大雨
「京王高尾山温泉」が最高だった





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いざ「高尾山温泉」へ

キャンプにハマっている筆者。後に引けなくするため、思い切って平日に休みを取りました。

コロナが流行り出してからは、直前でもキャンセル料を取らないキャンプ場が増えました。しかし、今回予約したキャンプ場は、情勢に関係なく「山の天気は変わりやすいので、ギリギリまで天気と相談してね」というスタンスで、前日の17時までキャンセル料なし。とても親切でした(後日訪れることができました)とはいえ、せっかく取ったお休み。家にこもるのも勿体無い。

宿もないので日帰りで行ける温泉を探した筆者。今回訪れたのは、高尾にある「京王高尾山温泉・極楽湯」です。京王電鉄・高尾山口駅に直結しています。高尾山に行ったことのある方ならご存じな方も多いかもしれません。あまりにも駅近なので「スーパー銭湯」と思われる人もいるかもしれませんが、れっきとした「温泉」です。電車でも楽々行けますが、今回は気分を高めるために車で向かいます。駐車場もきちんと用意されていますよ。

夜の高尾

降りしきる雨の中、車を走らせる筆者。雨の夜道を走るだけでも高まります。高尾に入ると街の明かりも落ち着いてきて、よりハイになる筆者。
高尾山口駅の明かりが見えてきました。高尾山口駅は木材を使った素敵な駅舎です。

日中は登山客でにぎわいますが……夜はちょっと怖いですね。
まだ20時過ぎでしたが、静かで落ち着いた雰囲気でした。

温泉に到着

駅を通り過ぎたら、すぐに高尾山温泉に到着です。見た目は完全に温泉旅館。

立派な木の板に「KEIO」の文字がミスマッチでいい感じ。とても綺麗です。

驚きなのは営業時間の長さ。正直、周辺の街を見るとやっているのか不安でしたが、通常通り営業していました。

すっかり遠くの温泉旅館に来た気分。それではひとっ風呂行ってきます。

良かったところ

温泉もさることながら、設備も充実していました。
よかったところを少しだけご紹介。

  • 施設がめっちゃ綺麗

    風呂も内装もとても綺麗です。男性はもちろん、女性の方も安心して入ることができると思います。タオルセットも売っているので、手ぶらで行けます。


  • ロッカーが手厚い

    脱衣所のロッカーとは別に、大きな荷物を入れるためのロッカーが別であります(しかも無料)。登山帰りはもちろん、買い物帰りや仕事帰りの方も安心です。


  • 食事処が充実

    ラストオーダーが22:00なので、その辺の飲食店よりも遅くまで営業しています。メニューも豊富で、ラストオーダー間際でもメニューが絞られていたりすることもなく、スタッフの方も4人くらいいました。足を伸ばせる畳のスペースもあり、贅沢の極みです。

  • 帰り道も楽々
    これだけくつろぐと帰るのも億劫になりそうです。しかし、車なら駐車場は目の前、電車は駅直結ですぐに乗ることができます。温泉施設内には、駅に設置されているものと全く同じ「発車案内」がありました。さすが京王。新宿行きの始発電車が待っています。
この距離感

温泉は自分と向き合う場所

本当は山梨の星空の下にいるはずだったのに……道中の車ではそんなことも考えていました。
入浴中にも雨が降ってきました。もしもキャンプ場にいたら恨めしく思ったかもしれませんが、温泉で浴びる雨は熱った体に心地良く感じました。風呂に浸かっていると、発車ベルと電車のモーターの音が聞こえてきました。いつも聞いている音が温泉で聞こえてくると、不思議な気持ちです。嫌だな、困るな、という条件や音も、環境次第で大きく変わるものだなと感じました。結局、自分に都合良く行かないから、そう思うだけなのでしょう。

計画通り・初志貫徹も大切ですが、ときには潔く自分が折れることも、悪いことばかりではないのかもしれません。そんなことを、すっぽんぽんで考えていました。

平日の温泉は最高

その日は最後まで雨が止むことはありませんでした。しかし、これ以上ない最高の休日でした。ここ数年で指折りの充実感です。風呂にゆっくり浸かって、しっかり飯を食う。家にいても、なかなか難しいものです。
温泉が最高なのは、今さら言うまでもありません。しかし、平日の夜の温泉はもっと最高です。皆が面倒だと思っている時間帯ほど、その場所は空いています。仕事が終わってから、一度家に帰ってから出かけるのは億劫かもしれません。しかし、いつもと違う体験は、活力と英気をもたらします。家ですぐに寝るよりも、かえって回復できるかもしれませんよ。



ありがとう高尾山温泉
詳しくは公式サイトをご覧ください

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東京で暮らす会社員です。
都市や交通について気ままに発信しています。
それなりにリアルかと思います。

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