目次
「前乗り・先払い」
「後乗り・後払い」
を区別しよう
- 前乗り・後乗りに注意
- 23区内は均一運賃がほとんど
- 23区内は前乗り・先払いがほとんど
この記事では
・進行方向一番前にあるドアが「前ドア」(写真では左)
・中央にあるドアが「後ドア」
としています。前ドアからの乗車は「前乗り」、後ドアからの乗車は「後乗り」です。
東京のバスはこのタイプの車種とドア配置が基本です。バス会社のHPでもこの表記が大半です。
この記事では
・進行方向一番前にあるドアが
「前ドア」(写真では左)
・中央にあるドアが「後ドア」
としています。前ドアからの乗車は「前乗り」、後ドアからの乗車は「後乗り」です。
東京のバスはこのタイプの車種とドア配置が基本です。バス会社のHPでもこの表記が大半です。
- 前乗り・後乗りに注意
東京では23区内外を境に、乗り方や運賃体系が変わることが多いです。同じバス会社でも、路線によって違います。バス停にも書かれているので、よく確認しましょう。
ちなみに筆者の地元では、ここでいう後乗りのことが「中乗り」と呼ばれていました。後乗りはというと、本当に最後部のあたりにドアがある車種があって、それが「後乗り」でした。 - 23区内は均一運賃がほとんど
東京23区内の路線では、バス会社を問わず「均一運賃」であることがほとんどです。どこまで乗っても運賃は変わりません。そのため、整理券や運賃モニターもありません。 - 23区内は前乗り・先払いがほとんど
東京23区内の路線では、バス会社を問わず「前乗り・先払い」であることがほとんどです。均一料金なので、支払いは先に済ませます。運賃箱は運転手さんの目の前にあるので、必然的に前乗りになります。
前乗り・先払いの乗り方
- 乗るときは前のドアから
- 支払いは乗車したらすぐ
- 降りるときは後ろのドアから
- 乗るときは前ドアから
扉の開いた「前ドア」から乗車しましょう。乗車したら、運転手さんのすぐ横にある運賃箱で支払います。ICカードで支払う際には、駅の改札機のようにタッチすればOKです。大体青く光っています。残高チャージは、1000円単位のみチャージできるバスがほとんどです。 - 均一運賃
バス会社によって運賃は異なりますが、大人の場合は200円前半が多いです。
均一料金の場合は基本的に先払いです。 - 降りるときはそのまま後ドアから
降りるときは「後ドア」から降ります。支払いは済ませているので、そのまま降りてOKです。ICカードのタッチなども必要ありません。
後乗り・後払いの乗り方
- 乗るときは後ろのドアから
- 支払いは降りるとき
- 降りるときは前のドアから
- 乗るときは後ドアから
扉の開いた「後ドア」から乗車しましょう。乗車したら、乗車口の右側から出ている「整理券」を取ります。ICカードの場合は、駅の改札機のように一度タッチします。 - 距離別料金
運賃は距離によって変動します。全国的にはこちらの方がスタンダードでしょう。
車内に表示されている運賃モニターで、運賃を確認します。
整理券であれば、券に書かれている番号を確認し、モニターで番号の下に書かれている数字が運賃です。整理券に「5」と書かれていて、モニターの「5」の下に「500」とあったら運賃は500円です。 - 降りるときは前ドアから
降りるときは「前ドア」から降ります。
現金の場合は、整理券と一緒に運賃箱へお金を入れます。ICカードの場合は、運賃箱に付いているICカードリーダーにタッチすれば、自動で計算・引き去ってくれます。
何事も例外は付きもの
- 前乗り・先払いがある
- 乗車時にバス停を申告
- 市境・都県境またぎは注意
- 前乗り・先払いの洗礼
何事にも例外はつきもので、前乗り・先払いのバスがあります。意外とあるので、乗車前によく確認しましょう。 - バス停は正確に申告
前乗り・先払いでは、申告に従って運転手さんが運賃箱を設定します。つまり、乗車時にバス停の名前を正確に伝えないといけません。バスの場合、「〇〇一丁目」「〇〇三丁目」のように名前が似ている停留所が多いです。うろ覚えでは運転手さんを困らせてしまうので、先払い方式だと分かったときには、すぐにバス停の名前を言えるように準備しておきましょう。 - 市境・都県境またぎに多い
区と市をまたぐときや、東京都と他県をまたぐ路線は、この前乗り・先払いが多いです。とはいえ、どの路線が先払いなのかすべてを把握することは困難です。バス停に書いてあればその指示通りに、運転手さんに聞かれたら降りるバス停を答えればよいだけです。停留所の名前だけはすぐに言えるようにしておくと安心です。
その他東京のバスで思うこと
- 東京=都バス一強ではない
- 都心はバスの見本市
- 都バス一強ではない
筆者は田舎出身で、「バスといえば〇〇バス一択」みたいな環境で育ちました。
山手線の内側、いわゆる都心部は都営バスが中心です。しかし、新宿や渋谷といったターミナルには数多くのバス会社が乗り入れています。23区内においては東急・小田急・京王・西武・東武・京急など、挙げればキリがありません。
同じ会社であれば路線の一覧がありますが、周辺を走る他社バスと見比べる路線図はあまりありません。そこまですると情報量が膨大になり、逆に見づらくなってしまうので仕方ありませんが、「このバスでも行けたのか」みたいなことがたまにあります。 - 入り乱れるバス
上の写真は渋谷駅周辺の様子です。様々な会社・車種のバスがやってきます。見ている分には楽しいですが、乗るときには未だに戸惑います。
ちょうど小田急バスと東急バスが写っていますが、どちらも「赤いバス」でよく似ています。一台丸ごと広告の「ラッピングバス」だと、もうどの会社のバスだか分かりません。
渋谷の東急百貨店の前から京王バスに乗ろうと待っていたら、東急バスがやってきたことがあります。「バス停を間違えた」と思って離れようとしていたら、その後に京王バスがやってきました。異なるバス会社間が一緒のバス停を使用する「共用バス停」のパターンもあるので、注意が必要です(見ればきちんと書いてあります)。
まとめ
以上、東京のバスを乗りこなすための乗り方・ポイントまとめでした。
バスは全国どこでも大体同じ車体なのに、会社や路線の癖が強い乗り物です。沖縄や宇都宮で「前乗り・前降り」を見たときの衝撃は今でもよく覚えています。ともあれ、大抵のバス停には乗り方や支払い方法が明記されています。まずはバス停の案内板を確認すれば間違いありません。
バス会社の公式サイトを見てみると、「バスの乗り方」の解説ページがあります。事前に乗るバスが分かっているときはチェックしておきましょう。
都内のバスは本数も多くとても便利。使いこなしていきましょう!