新宿住友ビルディング①




最近、新宿にある「新宿住友ビルディング」に行きました。中心部が空洞になっている特徴的なデザインのビルです。テレビや映画にもよく映り込みますし、新宿をよく通る方なら必ず見ているはずです。筆者はこんな立派なオフィスとは縁遠いので、これまで訪れたことがありませんでした。高層ビルはその巨大な外観に目が行きがちですが、新宿住友ビルディングは「三角広場」を始めとした「足元」に、素晴らしい空間が広がっています。

思い描いたような未来空間

 

新宿住友ビルディングは1974年3月に竣工となりました。48年も前のことです。竣工当時は「日本一の高さのビル」かつ「日本で初めて200mを超えたビル」でした。高層ビルが林立する今でもその存在感は健在です。

一面ガラス張りの煌びやかな高層ビルと比べると時代の経過を感じますが、「レトロ」や「時代遅れ感」はありません。最大の特徴は何と言ってもビルが「三角形」であることですが、上空から見下ろしたり中に入ってみないと、あまり三角を実感することはありません。外観は、同じサイズの窓が均等に並んだ「堅実」なデザインです。

建築に関わらず、奇抜で目新しいデザインが流行となり時代を作ります。それが「見慣れたもの」となってしまうと、次の流行りに人々は遷移します。そうして、時代に遅れてしまうわけです。無論当時としては目新しかったでしょうし、詰まっている建築技術は計り知れないものです。一方で、派手な色使いや凹凸のない機能美とも言うべき落ち着きが、現在の存在感を醸成しているのでしょう。

 流行やおしゃれも時代を牽引する素晴らしいものです。しかし、そうではない「落ち着き」や「堅実さ」といったことも、人に愛される要素や方法の一つと言えるかもしれませんね。

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東京で暮らす会社員です。
都市や交通について気ままに発信しています。
それなりにリアルかと思います。

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