子どもの頃から都会に憧れていました。高層ビルが立ち並ぶ街に出かけるときは本当に嬉しかったし、アニメや映画で大都会のシーンが流れてたときには、何度も巻き戻して見直したものでした。いつからか本編よりも都市の風景や日常生活のシーンの方が興味が上回るようになり「なぜのんびり風景を眺める動画はないのだろう」と思ったことが、今に繋がっています。

作品001は巨大な塔の足元に並ぶ市営住宅からの眺めです。塔の高さは2000mあるので、足元といってもかなり距離があります。市による運営ですが、職員社宅運用から一般賃貸運用まで様々です。何にも遮られることなく塔の最上部まで眺めることができるベランダは密かに人気があり、懐かしいスタイルの間取り・設備ながら中々部屋に空きが出ません。そんな貴重な場所からの美しい朝の景色、という設定です。

作者は小学校を卒業するまでエレクトーンを習っていました。楽譜の読み方や演奏の基礎を与えてもらいましたが、以降は特に音楽に携わることはありませんでした。しかしながら、幼い頃から感じていた何となく心地の良い音、好きなスケールはずっと変わっていないように思います。
001ではキーは変えず、アルペジオの規則だけを変えています。ツマミの「SING」の名の通り、歌い上げるようなフレーズのところが気に入っています。朝っぽい要素が欲しいと思っている中、電源の関係でKNITが使えず模索していたところ、Quantize Randomがさえずってくれました。
